喪服にパンツスーツはNG?!喪服や礼服を買い替える前に、喪服と礼服の基本的な違いを知っておこう

 

喪服にパンツスーツがNGな理由とは?

sasasan0424.hatenablog.com

 

以前に礼服を手放した記事を書きました。

書いている途中でふと気になったことがあり、ネット検索にて『礼服』や『喪服』に関することを、調べている中である記事が目に留まりました。

目に留まった記事がこちらです

kangaerusougiyasan.com

 

記事のタイトルが目に留まったとき、

『えっ?!喪服にパンツスーツって駄目なの?知らなかった~』と、驚きました。

なぜなら記事を書かれているのが現役の葬儀屋さんではありませんか。

礼服や喪服の知識がない素人の自分にとって、タイトルだけみて思わず信じてしまいそうでした。

けれど「一体どうゆうことだろう、なぜ喪服にパンツスーツがダメなのか?」気になり読み進めてみると、、、

結論から言うと、パンツスーツで参列しても問題ないとのことです。

ネットの情報で「女性が葬式に参列する際に、喪服としてパンツスーツを着るのはダメ」という根も葉もない情報が多いことから、現役の葬儀屋さんが正しい情報を発信していてくれたいたんです。

 

パンツ派の方にとってはそういう誤った情報を鵜呑みにして「スカートでなければ良くないんだ。。」と思い込んでしまい、わざわざ買い足してしまう人もいるかもしれませんよね。

 

ところで、あの礼服を手放してからふと疑問に思ったことがありました。

それは『礼服』と『喪服』の違いについて。

「今までなんとなくは分かっているつもり」でしたが、今回この機会に礼服と喪服の違いについて詳しく調べてみました。

突然の時でも、

「どんな服を着ればいいのか?」

「礼服と喪服の違がわからない・・」

となって、はやはり服を選ぶとき不安だなと思いました。

事前に『礼服』と『喪服』の基本的な違いを知り、突然の時でも対応できるようにしておきませんか。

 

礼服とは

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画像引用元:https://www.photo-ac.com/main/detail/23674111#goog_rewarded

礼服とは、お葬式、結婚式、入学式、式典など、冠婚葬祭全般で着用することができる服のことです。

※(英語でフォーマルウェアとも呼ばれています)

礼服はビジネスシーンでのスーツの代用として、着ることはありません。

特に結婚式などに参列する際には、正しい礼服で参加するのがマナーとされています。

 

そして男性の礼服には「正礼服」「準礼服」「略礼服」と3の格式があり、それぞれの立場によって着用するスーツが異なります。

 

正礼服:モーニング、タキシード

結婚式での新郎新婦の父親、主賓、公的な式典や、記念パーティーの主催者、葬式の喪主が着用します。

※主賓(しゅひん)とは:(結婚式などの主体ゲストの中で最も格が高い招待ゲストのことを指します)

 

準礼服:ディレクターズスーツ・ブラックスーツ

ディレクターズスーツとは、ディレクター(重役)クラスの格調高いフォーマルスタイルのスーツのことを指します。

主に新郎新婦の親族や主賓が着用します。

 

略礼服:ダークスーツ・ブラックスーツ

友人や同僚が着用します。

※ダークスーツとは、スーツカラーの中で「濃いネイビー」「濃いグレー」がダークスーツとされています。

ダークスーツも結婚式や式典などで着用することができます。

 

喪服とは

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画像引用元:https://www.photo-ac.com/main/detail/96074#goog_rewarded

お葬式、法事の場で着用する服のことで、喪服も礼服の一種にあたります。

喪服の色は黒や薄墨色(うすずみいろ)が一般的です。

喪服の場合は「正喪服」「準喪服」「略喪服」の3つの格式があり、立場によって着用する服が異なります。

 

正喪服・・葬儀や告別式、一周忌までの法要で喪主や親族など主催する側の人が着用します。

 

【女性の正喪服の場合】

洋装:肌の露出を控えた漆黒(しっこく)のワンピースやアンサンブル、スーツなどのブラックフォーマルウェアを着用します。

和装:5つの紋付きの黒無地の着物を着用します。

 

【男性の正喪服の場合】

洋装:黒のモーニングコートを着用します。

 

準喪服・・一般的な喪服のことを指します。

一般参列者としてお葬式や告別式に伺う場合は、『準喪服』を着用します。

準喪服の色は男女ともに、黒の礼服を着用します。

 

【女性の準喪服の場合】

基本はブラックフォーマルですが、正喪服に比べて『素材』や『デザイン』が柔軟になっています。

 

【男性の準喪服の場合】

黒色のスーツ(ブラックスーツ)を着用します。

 

略喪服・・三回忌以降の法事や急な弔問や通夜や法事、お別れ会などの参列する場合に着用します。

男性も女性も、黒や濃紺の『ダークカラー』を選ぶと失礼にならないです。

 

※男性の場合は、通夜、葬儀、告別式ともに、準喪服のブラックスーツが一般的な喪服のことを指しています。

迷ったら「ブラックスーツ」を選び着用していきましょう。

※弔問(ちょうもん):死者の家を訪問して、くやみを言うこと。

 

 

礼服用のブラックスーツと一般的なブラックスーツの違いは?

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画像引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/22192009#goog_rewarded

一般的なビジネススーツでもブラックスーツはありますが、喪服で着用するブラックスーツとは異なります。

『一般的なビジネススーツの黒』と『喪服の黒』の違いは、色と素材が違います。

喪服の黒色は、礼服として着用する黒よりもさらに濃い黒色となっています。

 

【喪服のブラックスーツと一般的なブラックスーツの違い】

1:色の違い

一般的なビジネススーツの黒:礼服比べるとグレーっぽい色に見える

喪服の黒:光沢や艶がない漆黒色が特徴

 

2:素材の違い

喪服:光沢を抑えている生地

一般的なビジネススーツの黒:光沢や艶がある生地

 

※礼服である喪服の漆黒の色は、ビジネスシーンで着用すると喪服を連想させるので、ビジネスシーンにはふさわしくなく適していません。

冠婚葬祭で両方使えるブラックスーツの選び方

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画像引用: https://www.photo-ac.com/main/detail/2471154#goog_rewarded

ブラックスーツとは礼服、喪服のどちらでも準礼服として着用できるスーツのことです。

ブラックスーツは冠婚葬祭の両方に使えるスーツなので、ネクタイの色を付け替えれば、結婚式、お葬式の両方に参列できます!

 

【ブラックスーツを選ぶときのポイン】

・なるべく黒が濃い、漆黒色

・無地で光沢や艶がないもの

ビジネスとの兼用とは考えないで選ぶこと。

まとめ

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画像引用元:https://www.photo-ac.com/main/detail/22199480#goog_rewarded

礼服には、それぞれ格式があり、立場によって着用する服が異なることが分かりました。

男性の場合は『ブラックスーツ』女性の場合は『ブラックフォーマル』を持っていれば、冠婚葬祭で着分けできるので、1着は持っておきたいアイテムだと思います。